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ランドスケープデザイナーとしての南アフリカでの挑戦

更新日:2021年11月10日





 

記事の内容

  • 自己紹介

  • 南アフリカの植物

  • 南アフリカのランドスケープ

  • 私の今後

 

自己紹介


初めまして、現在南アフリカのケープタウンにて生活して約2年になります、日本4大植木産地、大阪府池田市出身27歳 谷向 俊樹(たにさき としき)と申します。簡単に自己紹介させていただきます。


ひいおじいちゃんの代から続く植木生産のうちに生まれる。幼少期は畑で過ごす。



大学時代は何を思ったか、兵庫県にある関西学院大学にて物理学(主に宇宙物理)を学ぶ。

大学時代にアルバイトで父親の仕事(造園)の手伝いを行っており、そこで出会った庭師のかたの仕事のしかたや、将来父親と仕事がしたいと思い、造園の仕事をしたいと心に決める。また、海外1人旅にハマり、いつかは海外で仕事をしたいと思うようになる。



就職は大手外構造園会社に就職、東京都にて、主に新築の個人住宅の外構造園計画をお施主様との打ち合わせ、施工管理、アフターケアまで行う。休みを利用して、庭師の方々の元で植栽、造園を学ぶ。


海外で働きたいとのことから退職し、南アフリカのランドスケープデザイナーのもとへ飛び込みでインターンシップをさせていただくことになる。そこでは約半年間南アフリカのワイナリーの壮大なお庭の改修工事に携わる。




インターンの期間が終了し、日本に帰国予定の時期にまだコロナが流行っており、帰国を延期する。→YouTubeを始める。


南アフリカケープタウンの高級住宅地にターゲットを絞り、ポスティングを200件行う。1件問い合わせがあり、CampsBayというケープタウンのなかでも高級住宅街の植栽工事を行うことに。


知り合いのお庭の手入れ、YouTubeで発信、珍しい植物が沢山あるケープタウン周辺の山にハイキングに行きフィールド調査、日本製品の輸入店で手伝いをしつつ、造園工事を行うチャンスを伺っている。←現在ココ


本日はランドスケープと南アフリカということで、下記の流れでお伝えできればと思います。


 

1.南アフリカの植物


ここ南アフリカのケープタウンはアフリカ大陸の最南端に位置しており、冬には雪も降り積もる場所です。そのため、実は一般的に想像される砂漠や、サファリのような場所よりも、緑が沢山あり、植物も豊富なのです。


しかもここケープタウン周辺は世界の植生帯が、この図で色分けされてある六つの植生帯に分けられている中の一つなのです。(西ケープ州の植物はFYNBOSと呼ばれています。)すごくないですか?世界を六つに分けたなかで、このケープタウン周辺だけがその中の一つなんです。こんなにレアな地域をほっとけなかったんです。



そして数時間車を走らせれば、FYNBOS以外のアフリカの植生帯も見ることができます。先日北ケープ州にあるナマクアランドという地域にいってきて、超巨大なアロエや、咲き誇るワイルドフラワー、日本語で検索してもほぼ情報の出てこない、希少な植物を見ることもできました。




また、FYNBOSの話に戻ると、その植物の種類、量も図に見てわかるように沢山あります。週末に図鑑を片手にハイキングにいくことが本当に楽しくて、日本語の情報が少ない植物が沢山あるので、今度個人的に図鑑を作ろうと企んでおります。


こんなに沢山の、日本には無い珍しい植物を扱って、庭づくりを出来たらすごく面白いだろうなと、なんといいますか、”自分の中の戦える武器が増えた感じ”とでもいうんでしょうか。



 

2.南アフリカのランドスケープ


ここ南アフリカは山と海に囲まれた港町です。


ケープタウンの街中はいわゆるアフリカらしい、カラフルな建物が多くあり、ストリートアートも沢山あります。



ケープタウンから車で1時間程度いくと、ステレンボッシュ、フランシュフックと、ワイナリーの街があり、そこにはもっと古くからの建物もあります。(オランダの植民地時代があったので、オランダ式の建築が多くあったりします。)




逆に、ケープタウンの高級住宅街にはモダンな建築も沢山あり、欧米の国の富裕層の方々が所有していて、別荘のように使っておられるとよくききます。




先日「ランドスケープを学びたい人の井戸端会議」の管理人の中島さんと話していた際に

、ドイツの街中の写真をいくつか見せてもらい、なんでもない場所なんだけどとてもその土地の特徴が出ていたりして、そういう街中の細部を気にして歩く感覚を以前は持ち合わせていたつもりなのですが、最近そういう写真をとっておらず、忘れてきているなと痛感し、”喝”を入れられた気分になりましたので、次回このブログを書く際にはもう少し面白い写真をいくつか共有させていただければと思います。


 

3.私の今後


自己紹介の際に少し書きましたが、現在は南アフリカでYouTubeをしながら、いろんな人と出会い、人脈を広げつつ、庭仕事の話があれば、行うというような生活をしております。

ポスティングからのご縁で、同じオーナーさんのオリーブ農園兼結婚式場のプロジェクトの話もいただいたのですが、現在連絡が取れておらず、このプロジェクトはどうなるかまだ未定です。(切実に請け負いたい。)


また、私事ですが、この10月2日に南アフリカ人の婚約者と結婚する予定をしております。2人で来年の4月ごろに日本(大阪)に移住する予定をしているのですが、今後は日本と南アフリカを行き来できるような生活をすることが一つの目標です。そのためにも南アフリカでお客様ができれば実現可能になってくると思っています。

また、2人とも植物、自然が大好きなので、将来は大阪近辺で畑を耕し、野菜を作り、ゴミもコンポストにし、というような、パーマカルチャーと呼ばれるものに挑戦したいねと話しております。かつ、南アフリカの雑貨を置いたりできる、カフェ兼植物ショップもやりたいね、なんて話をしています。いつになるかはわかりませんが、とりあえず目標を置いて、色々挑戦していきたい所存でございます。会社員時代に出会った庭師さんが、「タニ、不可能なことはないんよ」と言っていた言葉がとても印象的で、その方はいろんな無理難題をお施主様から突きつけられていましたがことごとくそれを可能にしてお客様を笑顔にしていたので、私もその言葉を胸に刻んで、今後とも精進していきたいと思います。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

ではまた!!



当面の目標です。




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