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U2W#5 Report




第五回のスピーカーはアメリカ、ハワイ大学のMaster of Landscape Architectureのプログラムで学ぶ、イシミネ シュンさんです。「ランドスケープ アマチュアリズム」というテーマで始まったイシミネさんの「スーパープレゼンテーション」。イシミネさんの奮闘記ともいえる熱いプレゼンの様子をレポートで精一杯お伝えできればと思います。




今日の内容

  • イシミネさんについて

  • 都市分野との出会い、父の言葉

  • 長崎での学び、転機となった師との出会い

  • ハワイ大学の特徴、ハワイのランドスケープ

  • ハワイ大学での学び、自分のスタイル

  • コロナは○○○

  • 今のイシミネさんが想う、ランドスケープ・アーキテクチュアとは

  • イシミネさんからのメッセージ

  • 質疑応答


イシミネさんについて


  • 29歳

  • 沖縄県那覇市出身

  • 長崎大学環境科学部卒業、同学水産環境科学総合研究科修了

  • 現在、ハワイ大学建築大学院マノア校に在学中

  • Podcast 「スーパー雑談室」では、ハワイ大で出会った日本人学生をゲストに招き、ゲストの専門分野についてインタビューしながらランドスケープデザインとの共通点を探るトークを配信している。

  • 長崎県のまちづくりローカルメディア・unnyaの専属イラストレーターとしても活動中。


都市分野との出会い、父の言葉


影響を受けた著名人

・宇多丸(ラッパー、映画評論家、ラジオパーソナリティ):「アマチュアリズム」という言葉は彼からもらったものだとか。

・本田圭佑(プロサッカー選手、実業家、ケイスケホンダ、教育者):現在も影響を受ける人物。

・Lebron James(プロバスケット選手、実業家、教育者):幼少期はバスケ少年だったというイシミネさん。英語がわかるようになってからは、より彼のバスケ以外の社会貢献活動の素晴らしさを深く理解できるようになったそう。地元の地域コミュニティに学校を建てて継続的に支援を続けている彼の活動にはUrbanistのメンタリティが溢れている気がしている。

イシミネさんが都市分野と出会ったのは、弱冠、小学校三年生の頃。親の職業についてインタビューする宿題が

学校で出たのがきっかけ。小学3年生のシュン少年に、父は「アーバンプランナー」と答え、「100年後の沖縄のまちをカッコよくしたいんだ」と続けた。幼心に感銘を受け、都市分野に興味を持ち始めた。振り返れば「親父の超ファインプレーだった」とイシミネさん。


長崎での学び、転機となった師との出会い


勉強があまり好きではなく、大学に入るまでに2年かかった。それでも都市計画分野が勉強できる大学にしっかりと行きたいと思い、長崎大学環境科学部に進学。

大学時代の成績もあまり芳しくなかったが、第一希望の都市計画系の研究室に所属できた。卒業論文では、長崎市の景観計画の在り方をより良いものにアップデートするために歴史調査を行った。歴史的事実と魅力を観光客に、より効果的に伝えるための方策を検討した。この時の調査の経験が基礎体力になった。

研究報告は学会から賞をもらい、自信になったが、もっと「街をつくること」に関わりたいと思うように。同大学の修士課程に進学するも、研究室を変更し、より景観デザインに近い活動を開始する。しかしながら、長崎では周囲にデザインを教えてくれる人はおらず、研究室の一期生ということもあり、参考書やYouTube等をみて、独学で勉強した。この時のスキルアップと文献調査など「量をこなす」という経験が今に繋がっていて、とても良かった。今、学部生の人はぜひ同じ経験をしてほしい。



デザインをしていく中で、デザインはカッコイイけれど、ただ絵を描いているだけなのでは?という疑問が浮上し始める。そこで、学部3年時より、Bottom-Upのまちづくり活動に社会人に混じって参加。長崎市の都市について考える大切さを啓発する活動やワークショップに積極的に参加したり、企画運営に関わったりする中で様々な人に出会った。Bottom-Upではデザインは出てきにくいということを強く感じ、都市・人々の暮らしが良くなるのにデザインは必要か?と考え始める。

コミュニティー・デザイナーの岩本愉氏との出会いもあり、コミュニティ・デザインにも関わっていくように。「斜面地・空き家活用団体 つくる」に参加し、地域に入り込み、その中で何ができるかを見極めようとした。地域の人々は自分の地域を盛り上げたいという熱意があり、それを実現するためにはデザインは必要ではないか、と感じた。 “地域の人の営みの個性が活きる為のデザイン超必要”という気づきを得るも、「デザイナーとしてどのように市民の声を行政の計画や事業に反映させられるのか?」「Bottom-UpとTop-downはどう折り合わせられるのか、結局水と油なのか?」という疑問は残った。

当時、3人のデザイナーに感銘を受ける。

Bjarke Ingels (BIG)

Peter Walker (911 Memorial)

Kate Orff (Oyster Tecture)

彼らのデザインや出演作品を目にし、当時、悩んでいたことに対して海外のデザインは答えを持っているのでは、という想いが芽生え始めた。日本とは違うデザイン文化のある国で学び、答えを見つけたいと思い、留学という選択肢を考え始めた。


恩師Simon Bussiere先生との出会い

当時、就活の内定ももらっていたが、長崎大学で出会った、ハワイ大学の准教授Simon先生に、実は留学してデザインを勉強してみたいという想いを話した。すると、今度新設されるハワイ大学のMaster of Landscape Architectureプログラムにチャレンジしてみろという言葉を受ける。大学でのGPAも不足していると思ったが、その言葉を真に受け、挑戦してみたところ、合格した。



ハワイ大学の特徴、ハワイのランドスケープ


現在所属するMLAのプログラムには、1学年9人。少ないコミュニティだが、周りに流されないようにシュンらしくガンガンやってくれというアドバイスをSimon先生からもらった。9人のバックグラウンドは多種多様。デザインのバックグラウンドがなくても全く関係ないので、進学を考える人にはぜひチャレンジしてほしい。

常勤の教員は3人で、みんな若くてエネルギッシュな現役のデザイナー。一人一人に先生が付く時間が長く、密にコミュニケーションをとりながら学べるのが特長。



ハワイ大学で学ぶランドスケープは、ハワイ原産生物の保全と文化的活用、深刻な海面上昇と気候変動由来の問題、ハワイアン文化継承と現都市空間への翻訳が特徴として挙げられる。

ハワイのランドスケープの根幹にあるのは、Aloha ‘Ainaという考え方。これは、母なる大地への愛、すべてのものに愛を持って真摯に接することですべてのものが末長く幸せになることができる、という意味で、直訳以上に、ネイティブハワイアンの生き方にふれる大切な考え方。


・ハワイの光の面。

海エリア ビーチ→観光地としてのハワイ

山岳エリア 伝統的なハワイの暮らし→ネイティブハワイアンが見ていた景色

気候

適度な Shower Rain、乾燥した快適な気候

山に若者が来て遊んでいる。若者が使う公共空間が自然ということに驚き、「日常の延長線に大自然がある」と感じる。やはりアメリカ人は公共空間、自然の使い方が上手いと思う。

・ハワイの闇の面

気候変動による海面上昇の問題

1m上がると、ホノルル経済中心地がかなり影響を受ける。ハリケーンや台風が重なるとほぼ全域が水没。

1700年代、ホノルルの中心地は海の下か湿地帯であったが、敵軍を迎撃するため、アメリカは海岸を埋め立て砲台を置いた。その戦争の負の遺産を隠すため、リゾート開発を行った。

大量のホームレス問題

人口あたりのホームレス数がかなり多い。

ホームレスの家族がおり、公園から学校に通わざるを得ない人も多い。

何かできないか、という思いがある。

ハワイアン・アイデンティティ関連問題

聖地の山に展望台に作るという計画がされていて、強い反対運動がおきた。


ハワイ大学での学び、自分のスタイル

ハワイ大学での授業、スタジオの内容

1st Semester

ソフトウェアの学習やグレーディングなど水系について学ぶなどデザインの基礎となる授業。


語学学校での英語の授業も受講しなければならず、人生で一番過酷な16週間で当時の記憶があまりない程。言葉の壁などを強く感じ、辛かったが、それが良い意味で負荷となり、乗り越えたからこそ、今があると思う。


2nd Semester

先学期と比べて変わったことは周りに助けを求めるようになったこと。わからないから助けてほしいと現地の学生にお願いすると、心よく助けてくれて、だんだんハワイに順応できるようになってきた。さらに自分のスケッチや頭で考えることとデジタル化することが密になってきて、元々持っていたスキルをより生かせるようになってきた。

Urban Ecological Design、Plant in Design、歴史を学ぶ授業や、生態学的アプローチについて学ぶスタジオを取った。スタジオでは、植物園の整備をし、子供の教育につなげたいのだが、という依頼があり、子供の教育とデザインをどうつなげるかということを考えるプロジェクトも。RE: CONNECTというプロジェクトを行った。アプローチや植物のブロックを作るなどの提案を行った。サインのデザインを行い、聖地の島の形の上に植物の解説を載せるという提案も。

海面上昇が起きた時に水没するエリア。

→これは、ネガティブなことではなく、自然に返すチャンスなのではないかと捉え自然的な植栽計画を提案。

3rd Semester

植物の授業やスタジオに参加。植物の授業では習ったことを集め、自作の図鑑を作り、今もデザインの提案に役立てている。

リーディング力や表現力が上がり、調査力が向上。デザインについて教授と語り合う事はもちろん、アイデアで戦い合うことができるようになってきて、とても楽しかったし、デザインを本格的に深めて基礎となる視座がこの頃から出来てきた。海面上昇をどう都市は受け入れるかというスタジオでは、水陸両用都市を提案。


教員に言われた「デザインは未来のことを語るのだから飛躍は大事だが、あり得ないことをやるのは違う。“起こり得る”を目指してデザインをする」ということを意識し始める。

毎日スタジオに「戦い」に行ってた(笑) 今思えば相当厚かましくて気がひけるが、若くエネルギーに溢れた教授陣もお陰で僕に全力でぶつかってくれてたように感じた。スケッチをしたり、模型の上に絵を描いたり、ということを大量にやった。 街を水に沈めるということを受け入れた上で、その状況に社会として対応する為の組織運営まで深く考えた。好評もらったプレゼン。その後のパーティーまで一通り終わった後に、プレゼンボードをつまみに教授とワインを飲みながらフィードバックをもらい、夜を明かしたことも。

この頃から、ホワイトボードに日本語で文章を書いて、その隣に英語を書いていく、スケッチをしていくというスタイルを確立し始めた。すると、次第にクラスメイトがその周りに集まってくるようになり、そのボードを元に話を進めることで、教授も学生も議論に参加してくれて盛り上がった。


4th Semester

子供と一緒にバナナを育て、経済が脆弱になった際に、自給自足の活動を行うといったプロジェクト。



コロナは○○○

コロナの影響でオンラインになった学期を終えて、漂うのは、消化不良感。オンライン授業で、生産性が下がる学生もいれば、燃えている学生も。

コロナで一番変わったと感じたのは、スーパー以外の空間から人が消えたこと。入州制限があったこともあり、一回ハワイを出たら帰ってこれないという危機感も感じた。

一番悔しいのは、Peter Walker & Partners でのインターンシップに参加が決まっていたが、コロナの影響でキャンセルになってしまったこと。他のインターン生はHarvardやUPennなど、一流の学生と一緒に学べることに加え、メインランドとハワイのデザインの違い、実務と学校の授業の違い等も学べるチャンスだと思っていたので、そのチャンスが消えてしまったことによるショックは非常に大きかった。

コロナの状況、政治家の発言や、経済産業の失敗は都市計画の失敗だ、黒人差別問題など、様々な問題が噴出した。理解を深めるべく、他の学問を意識的に学び始めたが、それらはランドスケープと繋がることに気づき、新しい可能性が見えてきた。ランドスケープへの熱が再燃し、学びたての頃に戻ったような感覚を得た。

その結果、今は、生産性がかなり上がっており、新たなメンタリティーを自身に実装する。「コロナで思ったのは僕チャンスやなと。」




今のイシミネさんが想う、ランドスケープ・アーキテクチュアとは

イシミネさんのLandscapeの現状解釈は「Landscapeは人々と地球の営みの歴史の集積が”現象”として表面化したもの。」 デザインという行為はAloha Ainaで学んだように、先祖が代々今日まで残してきた世界をより良いものに修正し、なるべく最高な形で次世代へと継承していく。その「世界の修正」に関わるのがデザインという行為だと現状では理解している。それを踏まえると、「まちづくりは人づくりだよ」という長崎に定着していた、まちづくりメンタリティーとの深い関連に胸が熱くなる。自身のデザインがどこに向かっていくべきなのか見えてきた気がしている。それが地域の人々並びに社会の為になるのかを最終学年での学び、実務を通して確かめていきたい。

Landscape Architectureは「1つの手段」に過ぎないが、様々な分野に繋がり、触媒となる力が格段に優れている。 アメリカの事例を見ていると、Top-down側の立場でありながらBottom-upの意見を都市空間に上手く翻訳ができるLandscape Architectureは他分野とのコラボレーションを通して社会への貢献を最大化させられる一種のオーガナイザー的存在でもあり、実際に空間を作るプレイヤーでもあるという特殊な手段を担う職能だと感じている。

Top Down VS Bottom Up の対立関係をLandscape Architectが仲介することでもっとエキサイティングな Top Down × Bottom Up

に変えていけるのではないかと想うようになった。

Landscape Architectはかっこいい!




イシミネさんからのメッセージ


Kuleana(ハワイ語)

一般的には「責任感」という言葉。

アーバニストにとっては「生きる目的であり地元に対する使命感」。自身の生きる目的を自覚する事でどんな困難な状況でもチャレンジし続けられるし、私たちはその抱いた使命感によって生かされる。社会全体がKuleanaを持って生きていけるようにする、そのメンタリティーを次世代へつないでいくことがアーバニストの使命だとハワイでは教わる。Kuleanaは自分の中にある。あなたのKuleanaは何ですか?



質疑応答

Q. 人生の中の切り替わりがあったのだろうということを感じた。Simonさんとの出会いとはどういうものであったのか?(Fさん) A. 所属していた研究室の教授が、アメリカに留学していた経験があり、UC Berkeleyの大学の学生を長崎大学に招くということがあり、Simonがくるということがあった。権威がある大学であるがゆえに、絡むことを躊躇していたら、Simonが話しかけてくれた。 C. 大学で、海外の教授や、外の世界の人と関わることが着火点になっていたと思い、そういうチャンスを掴むことがトロピカルな雰囲気が身についていて、独特のキャラクターがあると思い、新しいタイプのランドスケープアーキテクトが生まれてきているなということを感じた。トロピカルな雰囲気が身についていて、独特のキャラクターがあると思い、新しいタイプのランドスケープアーキテクトが生まれてきているなということを感じた。時間のコントロールを考えていたが、みんなが信じうる未来を考える際に、ピクトグラムを作るなど、伝えることに力を入れていて、楽しそうにやっていることが素晴らしいと思った。(Fさん) C. 自分のモチベーションになり素晴らしいプレゼンだった。自分の考えを様々な媒体で発信されていて、今後のランドスケープアーキテクトはこういう活動が大事なのではないか、と思った。今後、どういう経験を積んでいくのかが興味があり、実務経験を得られるのが良いのではないか、と思った。(Eさん) C. アジアパシフィックというバックグラウンドが、アメリカ等のランドスケープと違う潮流ができていてそのお父さんが100年後の未来について考えていくということをお話しされていて、イシミネさんの今日のプレゼンの結論はそれにどんどん近づいているように感じ、とてもかっこ良いと思った。(Fさん) A.  普天間基地を返すという議論をしていた時に父親が次世代のことを考えていかないといけないということをぽろっと言っていて、次世代について考えていくという意識が沖縄にも強くある。(Iさん) C. 先生も必死だと思う。ハワイは危険が目の前に迫っていて、その危機感が強いのでは。このコミュニティの人々とぜひ動き始めてほしい。(Tさん) Q.  どうやって海面上昇についてデータを集めましたか(Aさん) A. 学術論文などをたくさん読み、データを集める。行政のデータも集める。 目的意識を持って、論文を読むことが大事だと思う。「情報が足りないというのは努力不足」 C.  長崎大でも研究室1期生、ハワイ大でも学科の1期生とのことですが、パイオニアとして苦労されたこと、または、だからこそ良かったことを教えてください!
(Mさん) A. 本音を言うと、UC Berkeleyやルイジアナ州立大学に憧れていた。 勉強が好きではなかったので、誰もいないところでもがくという方が自分のキャラクターに合っていたと思う。 誰もいないところで飛び込んで挑戦するということをこれまでも何度もやってきた。 C. オレゴン大学で留学した経験がある。いろんな国で色んなランドスケープを学ぶというのは日本のランドスケープ界の多様性が高まる素晴らしい。ぜひうちの事務所に来てほしいと思った。プレゼンもとても響く内容でした。(Tさん) C. プレゼンの力が強くて、やれることをやらないといけないなと強く感じた。(Kさん) Q.  熱いプレゼンありがとうございました!ハワイ大学マノア校に地理学科もあると思いますが、交流の機会はありますか?GISなども様々な分野の真ん中の立てるような学部です。コラボの分野に地理学も入れて頂けたら幸いです。(Mさん) A.  残念ながら自分の学部ではあまりないかもしれない。 寮には大学院生の留学生がたくさんいて、地理学やUrban Designを学んでいる学生がいて交流もある。今後は地理学などともこれからは繋がりができていくと思う。地理学の分野でも、沖縄の村に入り込み行う活動もあった。今後、コラボの道があるかもしれない。 Q. 文化的な質問ですが、ハワイでは出雲大社があるように昔から日本文化も浸透していると感じますが、何かハワイで日本文化を感じることはありますか?
(Kさん) A. 日本人の観光客が多い。 深田恭子がいたりとか、松本人志がいたりとか。 日本食もたくさんあり、日本語の表記がされていることもある。日本とのつながりが強く、留学しやすい場所だと思う。 移民された人の歴史について調べてみるとよりそのつながりが見えてくると思う。 Q.  本日はありがとうございます。とても面白く楽しませていただきました。日常の延長線にある大自然で若者が楽しんでいるとのことなのですが、そのような光景を日本でも出来たら良いなと思いました。ハワイの雰囲気だから発生した文化なのでしょうか、それとも他の地域でも起こっていることなのでしょうか。(Iさん) A.   長崎ではあまりそういうことはなかったと思う。ハワイの人は沖縄の人に似ているように感じている。何かあったらビーチに行く。そういう文化性について調べると面白いと思う。 Q.  造園科学科という分野で造園について学んでいるが、オンラインで学んでいて、学校からの教材で勉強しているが、今身につけて行くと良いと思う知識は何でしょうか (Kさん) A. 根性論的な人間なので、感動できるプレゼンやインタビューなどにたくさん触れて、熱量を高めることができるのではないか、と思う。 好きなものにめちゃくちゃ触れる。  ー石嶺さんの意見に非常に賛成。 ロックダウンをして、オンラインの世界が広がりがあることに気がついた。自分の中を深掘りして、たくさんのことを考えることになった。自分が何が好きなのかということに触れるということをやると良いのでは。ちょっとしたインプットから新しい世界が開けることもある。音楽をランドスケープで表現するという教授がいて、スケートボードのガタガタする音からそのつながりを感じることがあった。 ランドスケープは何にでも繋がっていく分野なので、色々なことにチャレンジしてみると良いと思う。(Yさん) Q. 教育の話がありましたが沖縄にいるときに琉球文化や歴史などはどの程度学びましたか?自分はカナダ、トロントでも先住民の方の歴史や文化を知り、その知識を元にプレイスメイキングをするということを考えるということがあった。そう言った文化は実は現地の人も、大学になってから知るといったこともあり、振り返ってみれば自分も、アイヌの文化や琉球の文化についてあまり習ってこなかった。 (Kさん) A. 自分が子供の時には、教科書での記載も甘く、あまり歴史について学んでこなかったが、沖縄熱が高まってきたということを言ったら、親がたくさんの本を送ってきて、今からでも学ぶことができる。今は、沖縄やハワイの文化に対して頑張って勉強していこうと思っている。 Q.  Top Down と Bottom Upの衝突について今回、結論が見えてきたのかな、と思いましたが、それを踏まえて次回のスタジオでチャレンジしたいことはどういうことでしょうか?(Nさん) A. 長崎で学んでいたコミュニティデザインのアイデアをベースに、デザインをやりたい。そのためには現地の人に溶け込んでそこからデザインに昇華させていきたいと思っている。 ドキュメンタリーチックな話ができるのではないか。  ーBottom Upで何ができるか、ということに、デザインが何ができるのか、ということは非常に難しい課題。 プレイスに対してどれだけ汗や熱を注ぎ込むかということに違いが出てくるのではないか。地域に関わる様々な要素が土地に関わってくるといった提案、時間をその中に落とし込むということをしていくと良い提案になっていくのではないか。(Fさん)




ライター赤山より


今回のプレゼンターのシュンさんは私にとっては、長崎大学時代にお世話になった、同じゼミの先輩でした。当時からランドスケープに対して熱い、情熱を持った方でしたが、今回のプレゼンテーションを生で聴いて、シュンさん、ハワイに行ってランドスケープのことがもっともっと、好きになっていっているんだなと感じました。シュンさんのグラフィックのスキルは然ることながら、デザインのアイディアや伝え方など、言語の壁を含めた様々な葛藤を経て見つけたシュンさんなりのスタイルというものには、感動しましたし、同じく米国の大学院に進学中の私にとっても大変参考になりました。

ハワイでの学びを通してLandscape Architectureのあり方、その答えのようなものにたどりついたシュンさん。沖縄の基地問題を含め、100年後の沖縄のまちを、アーバニストのお父様とともにカッコよく、デザインされる日も近いのかもしれません。彼のLandscape Architectとしての今後の活躍は見逃せません。





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